風水気学研究所(御堂龍児事務所)

風水とは、大地を流れる<気>を読み取り、コントロールする技術であり、自然と人間の調和を考える「共生の思想」なのです。

11月

黄老師との思い出

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今回は黄老師を偲んで、少し思い出話をしようと思います。

今から22,3年前になるでしょうか、まだ老師がお元気で活躍されていた頃、日本に5度ほど招待させていただき、風水の勉強を兼ねて日本のあちこちを廻ったものです。
東京はもちろんのこと、鎌倉方面や群馬の妙義、榛名、栃木の日光や、岡山、四国などなど、かなりの場所を一緒に訪れ、風水を学ばせていただきました。

ある時は、東京港有明ターミナルからフェリーに乗って熊野那智大社まで行きました。
その時は老師の奥さんも一緒に来日されて、観光しながらの旅でした。
この頃はまだ私も若かったので、たびたび老師をお招きするのには金銭的に苦労もありましたが、今では何にも変えられない良き学びの機会を得られ、素晴らしい思い出となっています。

さて、熊野那智大社とその摂社である飛瀧神社などでは、特殊な来水、去水の測り方をご指導いただきました。
そこは滝がご神体なので、私は太極をどう取るのかわかりませんでした。そこで黄老師に教えを請うと、滝の前にある鳥居がありますが、そこを、太極として来水、去水を看ると教わりました。
また熊野那智大社拝殿では、写真にある「口訣書」をいただき、「陽宅には真気が必要である」と教わりました。神社は陽宅として看ます。
この「真気」の使い方は黄老師が晩年によく使われていた技法です。老師に師事したお弟子さんでも、前期についた方と、後期についた方では習得の内容が違うようです。
神社やお寺のような大きな木で囲まれているところは、真気が入っているのか、真水はどうかと看ていくのです。
この方法で看ていくと、本当に霊験あらたかな素晴らしい神社仏閣だとか、立派で格式高い神社でも問題だらけで、神社側と信者さんでもめていたり、内部争いが多かったりとか、お金の収入が多い少ないまで読み取ることができるものです。
熊野那智大社拝殿はというと、強い座山となっており、破軍水という権威、霊験あらたか、大きな財という意味の去水となっていました。

老師の奥さんのことは師母(スーム)と呼びます。
当時、師母は那智の滝を見て大感激していました。台湾にはこんな大きな滝は少ない上に、当時は今のように世界遺産でなかったので、人も少なくとても神秘的な雰囲気を醸し出していたのです。
さらに天河神社まで足を伸ばして、一泊しました。
老師は天川村で食べた柿の葉寿司はことにお気に入りで、次の日もお弁当を買って昼食にしたほどです。

この時の経験をもとに、私は当時と同じように、風水の弟子や生徒さんとはいろんな場所を一緒に廻り、そこで美味しいものを食べたりする、という現地での授業を大切にしています。
黄奎光老師に感謝し、その精神を伝えていこうと努力していくのみです!